いい加減なカタカナ英語はやめてくれ! - マインドは、どこにある?

マインドの意味は?
(成毛眞さんの書評に触発されて..すみません、読んでいませんが)
マインドを国語辞典で引いてみると、大概、こう書かれている


だから、

Q:企業マインドの意味がわかる方、いらっしゃいますか?
経済のことなんですが、いらっしゃいましたら、ご教授ください。


A:「マインド」はこころ、気持ちですから、「企業マインド」とは企業の気持ちという意味ですよね。「企業マインドが冷え切っている」などと使います。これは、企業の気持ちが熱く燃えてなくて、元気がないという意味ですよね。

これは企業を擬人化した表現ですから、現実には経営者や従業員の気持ちということになります。上の表現はくだいていえば、経営者や従業員が元気でないということで、経済や景気の先行きが暗いというニュアンスがあります。

何てことになってしまう、

続けて問う
マインドは、どこにあるのか?
ここまで見ると、多くの人が、胸に手を当て(心の中にある)ますよね。じゃ、アメリカ人か誰かに、尋ねてみてよ、mindは、どこにあるのかって。
「頭」だよね。
これは、友達の受け売りだけど、

  • mindは、thinkとか、consider、つまり「頭」で考えることに繋がっている。一方、
  • heartは、cold-heartedとか、heart-feltとか、「心」で感じることに繋がっている

となると、
マインドマップ(私は嫌いですが)は、頭の中のイメージの図化だから、いいでしょうが、上のQ/Aの「企業マインド」の説明は、変ですよね。
外国語の方が、ニュアンス(これも外来語か..)を表現しやすい場合は、いいでしょうが、間違った使い方は、だめだよね。
他にも、いろいろあるけど、

  • 最近音楽ではやりの“XXXXXX feat. XXXX”などにあるFeatureのつもりが「誰だれ君をフューチャーした」とやらかすのもいる。
  • サッカーの反則にもある Simulationを「この条件で、シュミレーションしてみると」とやらかすのもいる。(滑舌の問題かな?)


こうした間違った言い方は、外国語に対する劣等感の裏返しじゃないかと、思うことがあります。
美しい日本語を、話すべきだ、などと言っている政治家が、案外、こういう言葉を使っているのではないですか。裏返せば、外国語に敏感ではないからです。
正しい外国語を、どんどん吸収しよう!