デンバー国際空港 (DIA) の続編
といっても、内容は別件です。
先回、「でかい」と書きました。(行ったことはありませんが)それでもなお「拡張」が決定されようとしていることをローカル・メディアが伝えています。
日本では、地方空港(つい先日、静岡空港が出来ましたが)の惨状や、無駄なハコモノは作らない、といった論調とか、前向きな議論が出てこないのに、なんでこの時期に、かの地では、拡張なんか出来るのか、よく読むと、
“If we can put people to work, and these are not taxpayer dollars, then this is a good time to move forward,”
- 仕事を創出出来て、市民の税金を使わなければ、GOでしょう。
“The airport is an enterprise fund and plans to sell bonds to help pay for the project. Day says the burden will not fall on Denver residents or travelers.”
“Why wouldn’t we move ahead to help our economy and help everyone at the same time? The airport’s paying for it. Absolutely, we will use all our money.”
- 景気と同時に人々を手助けするのに着手しない手はないでしょう。空港は儲かるんです。だから我々の金を使うんです。
勿論、マーケットサイズとか需要予測とか、詳しいことは分からないので、日本と単純比較は、出来ないでしょうが、それでも何か、思想が違うような気がしてなりません。この国では、空港なんてものは、お上の造りたもうもの、と思っていますよね。
ミステリアスなデンバー国際空港 DIA-Denver International Airport(DEN)って、そんなにいいとこですか?
出所が定かでないんですが、Business Travellerの読者に4年連続で‘Best Airport in North America'に選ばれた、と出ていました。
とにかくでかい(衛星写真でしか全体が見えない、と言われたダラス空港の2倍)、そんな空港が、ビジネスマンに評価され続けているという理由は何なんでしょうね。(すみません、私行ったことないので、もう少し詳しく知るべきでしょうが)
コロラドについても、2007年のワールドシリーズが、ボストン・レッドソックスとコロラド・ロッキーズの対戦で、ロッキーズには松井(稼)選手がいて、コロラドは、高地でボールがよく飛ぶ、というくらいのことしか知らないんですが。
驚いたのは、その後です。
この空港には、「空港のなぞ」みたいな話が山ほどあるんですね。(こういうの他にもあるのかもしれませんが、殆ど興味が無いんで知りませんが。ダビンチコードも同じようなものでしょうか。)
- 軍隊により制圧されてしまう未来を暗示する壁画(作者は違うと言ってます)
- フリーメイソンがDIAの建設のかかわって完成した時に置いたとされている冠石(Capstone-Finishing Stone)
- Naziとのかかわり。
- Area55
等など
興味のある方は、YouTubeでDenver Airportと探せば、Conspiracyとか、Secretとか、色々出てます。反論のVideoも載ってます。
"United Breaks Guitars" - その2(別な見方)
CarrollさんのYouTubeを使ったユナイテッド航空への抗議について、「このケースは、ユナイテッド航空の責任は無い」と、
「航空会社の寄りの意見」がありましたので、追加で紹介しておきます。
United breaks guitars, croons Canadian,
but this time the airline isn't responsible.
この記事のあるように、Carrollさんは、ギターが破損したことを、1週間後の岐路のフライトの時まで、ユナイテッド航空にクレームとして伝えてなかったとすれば、分が悪いんじゃないですか。ましてや、ギターを投げていたのを見た(隣の人が)なんていうのは、証明できませんものね。
私も、個人的には、この人の見かたの方がフェアじゃないかと思います。
しかし、この意見の下にあるコメントは、このScott Lairdというひとの意見には圧倒的に反対のようですね。
ところで、Airline Industry Examinerなんて肩書があるんですね。何やってんでしょうね。ユナイテッド航空にお世話になったことがあるんでしょうか。
‘United Breaks Guitars'
カナダのDave CarrollというSingersong Writerが、ユナイテッド航空にチェックで預けたギターを壊されたことを、歌にしてYouTubeにあげたことが話題になっているようです。
'United Breaks Guitars' Becomes YouTube Hit Friday, July 10, 2009
私も、自慢のアコースティックギターを持っていますので、気持はよくわかります。
でも、預かり手荷物の取り扱いは、問題がありますね。放り投げられるぐらいのことは、覚悟しておかなければならないことは、だれでも知っていることなのに、いざ自分の手荷物が破損をしたりすると、穏やかではいられませんね。
この人の場合、ユナイテッド航空が、預かった航空会社として責任があり、クレームをあげるとしたら、ユナイテッドで間違いはないのですけど、実際に、荷物を扱うのは、委託された別会社(loading company)なので、航空会社の及ばない場合が多いようです。(どの航空会社でも、起こりうるということです。)
ユナイテッド航空が、このVideoを見て、今後の顧客サービスの向上に役立てたい、などと言っているのは、方便です。
嘗て、ロンドンのヒースロー(Heathrow)空港がシーフロー(Thief..泥棒)空港と揶揄され、かのスコットランドヤード(ロンドン警察)も手が出せない、と言われたように、アンタッチャブルの場合もあるそうですし。(この話は、少し古いんですが。)
で、航空会社としては、壊れたりすることがあるかもしれないから、その場合は、重さに応じて補償(びっくりするほど僅かですが)しますよ、それだとご不満なら、もう一段高額な補償の保険みたいなものをかけてください、と、言う(実際には、約款に書いてあるだけですけど)わけです。
まあ、実際に被害を被った場合は、粘り強く交渉しましょう。
起こらないようにする100%の手立てはありませんが、私なら、
- 事前に、機内持ち込みを認めてもらう。(おそらく断られるでしょうが、粘り強く交渉する。当日のチェックインカウンターでは、負けます。)
- どうしてもチェックにしなければいけないなら、割れ物(Fragile)はもちろんのこと、優先手荷物(Priority Baggage)のタグをつけてもらう。
- プロなら、保険を掛けておくべきでしょう。
これくらいでしょうか。
私は、そんな大切なもの、持って行った経験がないので、ユメユメ信用なさらないように。
「アメリカの野球英語」
“にわか”ながらRed Soxファンになって1年以上経ちます。NHK-BSを見ている限り問題ないんですが(はっきり言って、しょうもない解説がいますが、それはともかく)MLBのサイトなどで活字で見ようとすると、日本で見聞きしてきた「日本の野球英語」とあまりに違うので呆れるほど戸惑ってしまいます。
ここにワワサンという方が、日米を対比でまとめられた用語集がありますので見ていただければ一目瞭然ですが、いかがですか。
どうしてこんなに違ってしまったんでしょうね。戦争中に、ストライクが「いい球」とか言ったということと関係があるんでしょうか。でも、英語風カタカナになっているところが、もっともらしくて悩ましいところです。独創的というか何というか。
オールスターでイチローがはじめて打ったランニングホームランが 'inside the park home run'だってのはよく聞きました。デッドボールが 'pitch-by-hit'でフォアボールが 'walk'なんてのは、もっともらしいと言えばもっともらしい気がしていましたが、日本語だったんですね。
さらに問題があります。「アメリカの野球英語」が略号になっているケースが多いことです。Hit-by-pitchはHBPで、WalkはBB、敬遠はIBB(IはIntentionalわざと)等など。
もう、覚えるしかありません。
Simon & Garfunkel 日本公演初日
今回のツアーの日本での初日の公演をナゴヤドームで見てきました。
これからお出かけになる方のために、ネタバレは慎みますが、Old Friendsから始まって、アンコールも2度、2時間たっぷり、構成も、今回が最後のツアーなることを十分に意識した、古くからのファンにはこたえられないものでした。
アートガーファンクルの高音が少しとか、ポールサイモンの頭がどうの、とか色々いう人もいますが、いえいえ、かのセントラルパークのコンサートに勝るとも劣らないものであったと、私は感じました。
写真も音もとってはいけないので、臨場感をお伝えできませんが、まずはご報告まで。
日本航空のクラシックジャンボが退役しました。
マニアの人は、どの機影を見ても機種が分かるかもしれませんが、そうでない一般の人でも、ダブルデッキのジャンボは、すぐに見分けがつくくらい馴染みが深く、絵になる飛行機だと思います。
とはいっても、退役するのは、747-300(ダッシュ300)以前のクラシックジャンボと呼ばれるものなので、(今では気恥ずかしい呼び名ですが)ハイテクジャンボと言われたウィングレットのついた747-400(ダッシュ400)以降は現役のままですよね。
私は、日本航空と何の関係もありませんので、勝手な想像ですが、長い間ジャンボが主力機だった日本航空の社員の方たちにとってみれば、この飛行機には色々な思いがあるのでは、と。
日本航空は、ジャンボを主力機に使用して来て、その間に色々は経営的な問題を引きずっていたので、他航空会社が、どんどん新型機材を投入しても、新しい機材に更新が出来なかったわけで、誇り高い日本航空の方たちにとっては、さぞ我慢の時代の象徴であったのではと思われます。
航空会社の社員にとっては、飛行機というのはアイデンティティの象徴でしょうから、古い機材ばかりというのは、プライドが傷ついた時代だったと思います。
もうひとつ、何といってもクラシックジャンボは、同じ機材だった「あの事故」を、思い起こすものではなかったかと想像します。
エア・フランスの事故についての日記でも書きましたが、この時にかかわった社員の方たちも(今は殆ど現役を退いていらっしゃると思いますが)大変なご苦労をされたと思います。
以上、何の根拠もありませんが、勝手に思いを巡らせてみました。(そんな簡単なもんじゃない、と言われそうですが)