‘United Breaks Guitars'


カナダのDave CarrollというSingersong Writerがユナイテッド航空にチェックで預けたギターを壊されたことを、歌にしてYouTubeあげたことが話題になっているようです。

'United Breaks Guitars' Becomes YouTube Hit Friday, July 10, 2009


私も、自慢のアコースティックギターを持っていますので、気持はよくわかります。
でも、預かり手荷物の取り扱いは、問題がありますね。放り投げられるぐらいのことは、覚悟しておかなければならないことは、だれでも知っていることなのに、いざ自分の手荷物が破損をしたりすると、穏やかではいられませんね。
この人の場合、ユナイテッド航空が、預かった航空会社として責任があり、クレームをあげるとしたら、ユナイテッドで間違いはないのですけど、実際に、荷物を扱うのは、委託された別会社(loading company)なので、航空会社の及ばない場合が多いようです。(どの航空会社でも、起こりうるということです。)
ユナイテッド航空が、このVideoを見て、今後の顧客サービスの向上に役立てたい、などと言っているのは、方便です。
嘗て、ロンドンのヒースロー(Heathrow)空港がシーフロー(Thief..泥棒)空港と揶揄され、かのスコットランドヤード(ロンドン警察)も手が出せない、と言われたように、アンタッチャブルの場合もあるそうですし。(この話は、少し古いんですが。)

で、航空会社としては、壊れたりすることがあるかもしれないから、その場合は、重さに応じて補償(びっくりするほど僅かですが)しますよ、それだとご不満なら、もう一段高額な補償の保険みたいなものをかけてください、と、言う(実際には、約款に書いてあるだけですけど)わけです。
まあ、実際に被害を被った場合は、粘り強く交渉しましょう。
起こらないようにする100%の手立てはありませんが、私なら、

  • 事前に、機内持ち込みを認めてもらう。(おそらく断られるでしょうが、粘り強く交渉する。当日のチェックインカウンターでは、負けます。)
  • どうしてもチェックにしなければいけないなら、割れ物(Fragile)はもちろんのこと、優先手荷物(Priority Baggage)のタグをつけてもらう。
  • プロなら、保険を掛けておくべきでしょう。


これくらいでしょうか。
私は、そんな大切なもの、持って行った経験がないので、ユメユメ信用なさらないように。