説明責任

また出ました、小沢代表辞任に関して、
これまた、渡辺千賀さんを含め、すでに多くの方、が書いていらっしゃるように、この言葉は英語のAccountabilityの訳語だと思われますが、これからして、わかりにくい言葉ですよね。いつもの恨み事で言えば、学校では、こんな単語に遭遇しなかったんじゃないか、と。
社会人になって、まだ若かった頃、Accountableの意味が判らなくて、日本人の上司に、尋ねたところ、「上等なResponsibleのみたいになもんで、これからは、Accountabilityが問われる」と解ったような、解らないような返事をされたことを記憶しています。以来、ぼやっとしたまま過ごしてきましたが、近年、盛んにこの「説明責任」という日本語で登場するようになっても、釈然としない思いを抱いております。
例えが悪いかもしれませんが、Wikiに引用されているように、

Accountability is defined as "A is accountable to B when A is obliged 
to inform B about A’s (past or future) actions and decisions, to 
justify them, and to suffer punishment in the case of eventual misconduct"

であれば、AがBに対してAについての情報を与える義務がある時に、というのをそのまま解釈すると、例えば、今、盛んに「小沢党首は、“説明責任”を果たしていない。」と糾弾している自民党や、公明党に対して、小沢さんは、説明する義務を負っていることになるわけですよね。そうですか。私だったら、マスコミを通して、国民のふりをして糾弾しますけど。ま、意識して使ってるんでしょうけど。
大体、元になったAccountという単語も、うっとうしい言葉ですよね。なんだかいろいろな意味があって。辞書(英和)引いたって無駄です。メールのアカウントといったって誰も訳さないですよね。それでいいんですよ、英語なんて。