保険掛けといてよかった

別に、私、保険会社と今もかつても関係ありませんけど、
ひと月ほど前に、殆ど止まっている車にぶつけるという100%私の責任で、交通事故を起こしてしまいましたが、本日、ケース・クローズドとなり安堵を感じています。相手の方が好い方で、この点幸運でもありました。また、普段、高い・高いと感じている保険も、入っていなかったら、と思うとぞっとしました。
飛行機にも保険あるんですよね。飛行機の保険というと、旅行の時かけ海外旅行保険を思い起こしますが、飛行機にも(ここでは正確に航空機と言いましょうか)対物だの、自損だのにあたる保険があるんです。とはいえ、航空保険は一事故による損害が巨額になるため、再保険という形で損害保険会社が共同で消化しているとのことです。
皆さんの中には、視覚的に思いおこされる方がいると思いますが、そうです、2001年の9・11同時多発テロで、飛行機が貿易センタービルに激突する光景です。予測できない規模で起ったこの事故による保険金支払に、支払い不能に陥る保険会社や引受人が出たそうです。当然、間を置かずして、保険料が一気に引き上げられることになったわけです。
しかし、航空会社も、それを運賃にすぐに転化できるわけではなく、突然一夜にして、倒産の危機に瀕するところも出たようです。その後のことは、詳しくは知りませんが、多くの国が、再保険の引き受けにより航空会社の危機を回避したとも聞きました。一方で、自力で保険料の高騰を吸収したしぶとい航空会社もあったようです。今もって、航空券を購入する時に、航空保険料ですとか言って運賃以外に徴収されてますよね、まだまだリスクが徘徊しているということでしょう。